リンパドレナージュとは？

リンパドレナージュは、リンパマッサージとも呼ばれ、1930年代フランスのエミール・ヴォッダー博士が考案したマッサージ手法です。
これはフランス語で「リンパ排出法」を意味しています。

リンパは体の老廃物を流す役割をもちますが、その老廃物排出を促し、身体機能を高めるのが、このリンパドレナージュの目的です。
今ではリンパドレナージュをアロマセラピーのエッセンシャルオイルでトリートメントと組み合わせる手法がメジャーになっており、体の末端や脇の下、腹部、足の付け根など、リンパ液が流れる方向と同じ方向に向けて、オイルトリートメントを行っていきます。

リンパ管は皮膚の表面の下エッセンシャルオイルは症状や肌質などによって様々な配合をしますが、ゼラニウムやジュニパーなど、老廃物の排出を促進するオイルがよく使われます。
リンパ系の機能の低下と、むくみや冷え性、免疫力低下などの身体の不調は、とても密接な関係にあります。
そのためリンパ液の流れを改善すれば、むくみや冷え性、疲労回復、リラックス効果や免疫機能の向上など、数多くの効果を得ることができます。
その用途は、これまで民間療法やエステサロンの枠にとどまるものでした。
しかし今では、リンパ浮腫の治療にも大きな効果があることも発見され、医療をはじめ、介護施設やリハビリ施設での活躍も期待され、注目を集めています。