無香料シャンプーというのは、香料を添加していないシャンプーのことです。
ですから、通常は香りがありません。
もともと、石けんは無香料にすることが非常に困難でした。
というのも、どうしても原材料の臭いである基材臭が出てくるため、香料を添加してその臭いを緩和しないと、とても使いづらいものだったからです。
それが今では生成技術が進歩したおかげで、基材臭が気にならない程度の石けんを作ることができるようになり、技術的に無香料が可能になったのです。
なぜ無香料という需要がでてきたのか。
これには、大きく分けて2とおりの理由があります。
まず一つ目は、従来の石けんの基材臭に対してアレルギーを覚える人がいるためです。
臭いは微量ではありますが、やはり物質として人体に影響を及ぼします。
その人数は非常に少ないとはいえ、やはり体質に合わないという人もいます。
もう一つの理由は、自分の肌質に合っていてアレルギーも問題ない、という場合であっても、その香り自体が好きではない、という人たちがいるということです。
こうした人たちの需要に応える形で、無香料シャンプーは作られました。
無香料シャンプーは、香りをなくしたという点で需要に応えただけではありません。
無香料という点は、新たに自分好みのシャンプーを作ることができる、という視点へと変えました。
無香料シャンプーに好みのエッセンシャルオイルを加えることで、自分独自の香りをもつ、自分独自のシャンプーを開発できるわけです。
市販のシャンプーをいろいろ試したけれど、どれもヘアケア・香りともにあまり効果を感じられない。
だけれど通販などで購入できる化粧品メーカーのシャンプーは毎日使用する割には価格が高すぎる。
そんなときは、無香料シャンプーを試してみるのが良いでしょう。
なお、無香料シャンプーをうたっていても、「天然香料だから無香料であり香り自体はある」という商品もあります。
本当の無香料なのかどうか、商品説明をよく読んでから購入しましょう。