アロマコロジーというのは、芳香を意味するアロマと、心理学のサイコロジーを組み合わせた造語です。
芳香の生理・心理学を指し、香りが人の心理状態にどのような影響を与えるかを、各種のホルモンや免疫物質の分泌具合などから解明しようという動き、そして実際に芳香を使ってリラクゼーションなどを行うことを言います。
近年では、うつ病などの患者に対して、芳香にはある程度の改善効果がある、という調査報告もあります。
その一方で、以前から名の知れているアロマセラピーというものがあります。
これとアロマコロジーは、いったいどう違うのでしょうか。
アロマセラピーでは主に植物から生成した精油を身体に塗布したり、アロマポットなどで芳香浴をしたりすることで、アロマオイルや芳香に含まれる化学成分を皮膚や粘膜から体内に取り込んで自然治癒力の向上・健康の維持増進を図るものです。
しかしアロマコロジーはその範囲を嗅覚・心理面にのみ限定した考え方に基づいています。
そして個々の特定の芳香が安らぎやストレス緩和に役立つことを、科学的に検証・明確化するのです。
こうした科学的な研究分野にも関わらず、アロマコロジーという言葉はあまり聞き慣れないもののように感じることでしょう。
それもそのはず、芳香心理療法を行っているアロマテラピストはたくさんいますが、そのほとんどは芳香心理療法と説明しながらアロマセラピーの掲げ、アロマコロジーとしての看板を前に出していないのです。
芳香心理療法としてアロマコロジーは確かな効果があり、表に出ていなくても多くの場で実践されています。
しかし、その考え方はアロマセラピーとははっきりと異なるものです。
アロマテラピストに相談するときは、そのアロマテラピストの専門分野が芳香心理療法が主体なのか、体内摂取のアロマセラピーが主体なのか、よく調べたうえで相談すると良いでしょう。
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